リカレント教育の評判は? 行く価値はある?|主婦の再就職

仕事とスキルアップ

私がリカレント講座に通った1年は、人生の転換点となりました。

1年間の講座、ムダになることない、と思っています。

このページを見ているということは、リカレント講座に関心がある方だと思います。

興味があるなら行った方がいい

私はそう思います。金銭面でも時間の点からも、そこに費やす価値はあります。

今回は、私のリカレント講座体験がどんな価値を提供してくれたかをお伝えします。

リカレントってどんな講座?

女性の仕事イメージ画像

私が通ったのは、女子大付属のリカレント講座
子育てのために一旦仕事を辞めて家庭に入った女性や、キャリアを考え直したい女性を対象とした講座です。

講座の目的は、女性の再就職支援なので、授業ではこんな内容を学びます。

  • キャリアマネジメント
  • ビジネス英語
  • ITリテラシー(Microsoft Office)
  • 日本語コミュニケーション論
  • 企業会計・初級簿記
  • 貿易実務検定C級・B級準備講座
  • 社会保険労務士準備講座
  • 記録情報管理士準備講座3級・2級対策講座
  • 消費生活アドバイザー(消費生活相談員)資格準備講座
  • マーケティングマネジメント
  • 社会人のための自己表現(プレゼンテーション)
  • 働く女性のための金融経済講座

講座名だけ見ると難しそうですが、どれも初級者向けです。

このような講座に通うことで得られた価値は3つあります。

価値①キャリアについて徹底的に考える時間になった

必須科目でキャリアマネジメントという授業があります。
その授業では、これまでの経歴から老後までの人生プランを表にまとめます。

授業の講師は女性のキャリアコンサルタント。

私は4人の先生の指導を受けました。授業の合間に先生方のこれまでのキャリアをお聞きして、人生の先を歩んでいらっしゃるロールモデルだとに感じました。

女性管理職として外資系企業で働かれたのち、キャリアコンサルタントになられた方、出産で会社を退職したのちに起業された方…

自分とそれほど年齢は変わらないのに、経験を積み、教える立場として教壇に立っている。自分が学びをとめてしまっている間にも、経験を積み重ねてきた先生方から受ける授業は、刺激が多く自分がこれからどうしていくかを考える上での学びが多かったです。

これまでの経歴を振り返り、更には80歳や100歳まで生きる場合の人生プランを考えるのは、真剣に自分に向き合う時間となります。

自分の手持ちのカードが何枚あるか、全てを机の上にさらけ出す作業で、けっこうしんどい。

私の場合、「自分のカードは強力なわけではない」という事実を受け止めるのが、最初の作業でした。

自分の身の丈を客観視し、たとえ身の丈が低かったとしても、その丈に合うポジションをあきらめずに探し続けることをしていかなくてはいけない。それを1年かけてやっていくんです。

カードが平凡で勝ち目が低かったとしても、自分のカードが何なのかを確認することで、次の戦略が立てられるようになりました。

あなたの成功体験は?

あなたの長所は?

あなたの短所は?

普段の生活では聞かれることのない就職活動のための質問に、
徹底して答えを用意します。

キャリアマネジメントの講義を受けるだけでなく、個別にキャリアコンサルタントとの面談を繰り返しました。

また実際に就職活動の面接の場で自分の経歴やアピールポイントを話してみて、しっくりしないところを修正して、答えを見つけていきます。

面接のために用意する言葉、自分の事なのに全然わからないんですよね。長所とか短所とか言葉にするだけで難しいのに、さらにそれをキャリアに結びつけて説明しないといけない。

私の場合、何度も就職面接や相談をして、しっくりくる答えが自分の言葉で話せるようになったころ、採用をもらえるようになりました。

キャリアコンサルタントに相談するメリットをまとめた記事があります。よければこちらも読んでみてください。
キャリアコンサルタントに相談するのをすすめする理由

価値②意欲的でよい仲間ができる環境

女性の職場イメージ写真

就職活動は不採用が続くと自分の全部を否定されるように感じてつらくなってしまいます。私は仲間や伴奏してくれる先生がいなかったら乗り越えられませんでした。


そして、周りには1年間学ぼうと時間と学費を使って参加している意欲的な同級生が。皆さん、素敵な人ばかりでした。


授業はすべてオンラインでしたが、意外と仲良くなることができるものです。卒業後の今も連絡を取り合い、お互いの活躍が励みになっています。

これから先も、ずっと大切な仲間であり続けることも間違いありません。

価値③「自分にもできる」という自己効力感が生まれるプログラム

授業に出席し課題をこなし、少しずつExcelやWordの資格であるMOS(Microsoft Office specialist)や簿記の資格を取ったり、日々の授業の課題をこなすうちに自信がつきました。

自分にもできるんだ、これだけのことをやったんだという自己効力感が生まれてきます

リカレント講座で学んだことの中で、今の職場でもっとも役に立っているのはITスキルです。

ほかにも日々のリカレント生活から得たチームワークの作り方やコミュニケーションの取り方も職場で生かせています

社会保険や年金についての授業もありました。年金や保険制度は必要な知識だとわかっていても難しい分野です。

私は「自分の将来や年金に関わることだから知っておいたほうがいい」と思いながらも、新聞を読んでも理解できず、知らないままスルーしていました。

ですが、リカレントの授業で年金と社会保険について学ぶことができました。

これから生きる上で役立つ知識を学ぶことができたのはとてもありがたい機会でした。

そんなリカレントで身につけた知識は自分を強くしてくれました。

知識をつけることは寒い日にコートを着るようなものだと思います。

寒い日にコートを着ないと風邪をひいてしまうように、知識がないとダメージを負うことになったり、自分を守ることができないのではないか。

そんなことに気がつけたのも、学びの1つです。

まとめ

今回はリカレント講座から私が得られた3つの価値をお話しました。


子どもが小さいとか、

私には無理そうとか、

新しいことを始めるのに障壁に感じていることがあるかもしれません。

でも始めてみれば何とかなることが多いです。私は、もっと早く行動に移しておけばよかったなと思っています。

少しでも興味がある人はぜひ参加してみてほしいと思っています。

残念ながら今の世の中では就職活動は年齢が若い方が有利なのも事実です。就職したいと思っているならできるだけ早く行動を始めたほうが後になってからの後悔も少なくなります。

私ももっと早く始められたらよかったと思いましたが、次に同じように後悔しないように毎日チャレンジしていこうと思っています。

よければ他の経験をまとめた記事も読んでみてください。

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