今回は「 神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り 」の紹介です。
ワーママはるさんがいつかのVoicyでこの本のことを話題にしていたので読んでみました。
この本、タイトルは見たことがあったけど、なんだかおおげさなタイトルでなんとなく食指が動かず手にとっていませんでした。でも読んでみるとこれまでの自分の思考が揺さぶられて、とても参考になる内容だったのでご紹介したいと思います。
この本にはおおまかに2つのことが繰り返し述べられています。
①望む未来を手に入れるためには、目的地を明確にすること
②目的地にたどり着くには、自己評価が正しくなくてはいけない
様々な自己啓発本でやりたいことを実現する方法が書かれていますが、この本はやりたいことをどのように行動に落としこんでいくかを具体的に書いてあった点がとても参考になりました。
特に②の項目は目からうろこが落ちました。まさに今、私自身が何事も成し遂げられていないはこのことが原因だと思いました。自分の目標に自己評価が適していない。
自分がうまくいっていない原因を知ることができたのはとても大きな収穫でした。だから、この本との出会いには感謝しています。
皆さんにも何かのお役に立てればと思っています。
ポイント① 目的地を明確にすること
自分のやりたいこと・目標・目的地を明確にする必要性は、カーナビに例えられて説明されています。
いくら優秀なGPSでも目的地を設定しなければナビゲートすることができません。
だからまずは明確な目的地を設定すること。
そのために「未来体験シート」を作成します。
「未来体験シート」とは
5年後→3年後→1年後→半年後の順で、やりたいことを書き出していく
※「~したい」という願望形ではなく「~した」という完了形で書くこと

なんで5年後から書くの?
それは大きな目標を細分化していくため。
目標を小分けに小さくしていくことで、すぐに行動にうつせるような目標を立てることができるからです。目標を小さくして、できる大きさにすることで行動をおこしやすくなります。
「なぜそれをやりたいか」を深堀する
次に書き出した目標をなぜやりたいと思っているか考えます。
何をやりたいかよりも、なぜやるかのほうが大切
やる理由があればそれを楽しんで行うことができる。そして楽しいから行動が持続する、というサイクルになります。やりたい気持ちは行動の原動力です。
「やる理由がない」のであれば、その「実現したいこと」は目的地としてふさわしくない
②自己評価を未来の時間軸に合わせる
こんなふうに思ったことはありませんか。
「自分はそんな目的地にたどり着ける器じゃない。そんな自信はない」
私もよくそう思うことがあります。
でもこのような思い込みがあると、チャンスがめぐってきたときも行動に移せないんです。
例えば、やりたいと思っていた仕事があったのに、「自分にはまだ早い。そんな力量はない」と思いチャレンジしなかったとします。
でもチャレンジしていたら成長してキャリアアップできていたかもしれない。
こんなふうに自己評価が低いゆえにチャンスをものにできない例、私も思い当たることがたくさんあります。
脳は今の自分にふさわしい情報だけを認識するようにできているのだと言います。逆にいうと、自分の評価にそぐわない情報は見えていない状態です。それを心理的盲点「スコトーマ」というそう。
今見えているものはすべて自分の自己評価に基づいているので、自己評価を変えないかぎり、今の無難な毎日からは抜け出せないというわけです。

そもそも、自分は正しく自己評価できているかな
この本には「自己評価は書き換えることができる」とあります。
ではいったいどうやって書き換えたらいいのでしょうか。
自己評価を目的地に到達した時の自分と同じ自己評価に合わせる
どういうことかというと・・・例えば

目的地は本を出版すること
だとした場合、今の自己評価も

本を出版した人、私は作家
というように「未来のなりたい自分=今の自己評価」にする、ということです。
すると当然、本を出版していない今の状態と作家であるという自己認識の間にギャップが生まれます。
そこで脳は、このギャップを埋めるために必要な情報を集めるようになるそうです。
今この瞬間を「今の自分」の自己評価で生きるのではなく、「未来の自分の自己評価」で生きることがポイント
自己評価を未来の自分に合わせることで、本を出している自分であればどんな行動をとるか、どんな人と付き合うか、どんなふるまいをするか・・・
ということを考えるようになり、これまでの選択や行動に変化がおき、「現実が自己評価に追いついてくる」ようになります。
この思考の転換が私にとっては一番のこの本のポイントでした。
あなたが変えるべきは、メンタル=自己評価である。
『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』 星 渉 (著)
まとめ
ほかにも、脳の仕組みを使った科学的な方法を用いた習慣づけの方法も紹介されています。
その方法の1つに、パソコンのパスワードを目標に変えることで毎日自分に染み込ませる手法が紹介されていました。私もさっそくそれを実践しています。毎日ログインする度に何度も入力するのでいやでも思考に染みつき、自己評価がそこに追いついていくように感じます。
「なりたい自分」があったとしても行動に移さないと「なりたい自分」には一生なれない。でもこれまではその行動の仕方さえ、わかりませんでした。
この本を読んで具体的にできる大きさの行動を積み重なることによって、未来の自分に近づいていく方法を知ることができました。少しずつでも実践していけたらと思っています。
コメント