“決断力”を手に入れる方法『人生は、もっと、自分で決めていい』薄井シンシア著 

仕事とスキルアップ

今回は、薄井シンシアさんの『人生は、もっと、自分で決めていい』を紹介。

薄井シンシアさんといえば、ベストセラーの『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』。50代になってから就職し、現在はホテルの社長として活躍されています。今回紹介する本はシンシアさんの3冊目の出版になります。

この本はこんな人に読んでもらいたい

この本を読むと、こんな方の背中を押してくれるはず。“私もやってみよう”と力をもらえます。

  • 働きたくて、うずうずしている人
  • 物事を難しく考えすぎて、なかなか動き出せない人
  • 働きたいと思っているけど、何からやっていいかわからない人
  • 「実行する」ことを決断できない人

私自身、専業主婦から就職するまで、もんもんとした時期を3年ほど過ごしました。「働きたい」欲求を抱えながらも何から行動していいかわからず、何もしないまま自分の中で不満ばかりを溜めていました。

その頃の私は、「どうせ無理」と動き出すことすら諦めていて、思考停止の状態。つまり「どうしたら実現できるか」という思考に転換できなかったのです。

今思えば、そんな時間は何の意味もなく、非常にもったいない時間だったと思います。あの時動いていたら、今はまたもう少し先にいられたのに・・・今、そう思ってももう時間は元に戻りません。

あとになってからそんな後悔をしないためにも、この本を読んで行動してみてほしいのです。

本の内容

本の中で印象に残ったところが3つあります。

自分の限界を知る

シンシアさんは子供が生まれて「限界」が見えたと言います。

自分で変えられるもの、変えられないものは何か。

時間・年齢・寿命・体力・家族・パートナー・お金

変えられるものと変えられないものを分けて考え、「変えられないもの」を変えようとしないこと。

「人生は、もっと、自分で決めていい」薄井シンシア 日経BP

ついがんばりすぎて背伸びしがちな私は、限界を超えた部分にまで手を伸ばそうとしていることに気がつきました。

自分の限界を見極めて、力を超えたところまで高望みする前に、今、自分にできることに注力しようと思いました。

「資格より大事な見た目」

これは最初の著書『専業主婦が就職するまでにやっておきべき8つのこと』にも書いてありました。

外出する時はきちんとバッグを持ちパンプスを履く。時には美容レーザーで肌の手入れもする。

健康そうで生き生きとした見た目は、就職活動では必須だとシンシアさんは言います。

私は40代になってから、見た目を維持することに手抜きするようになっていました。

いつの間にか「ま、いっか」と見た目を整えることをやめていたことに気がつき、シンシアさんの言葉にハッとなりました。

自分をブランディングするために、見た目だけでなく、運動や食事、睡眠で自己管理をすることが大切だとシンシアさんは言います。

運動は時間がかかるし、面倒です。でも、体力がないと、仕事はできない。だから、今の私にはマストなんですよね。

「人生は、もっと、自分で決めていい」薄井シンシア 日経BP

通勤するだけでも体力が必要。何よりも体力がないと仕事もできないし、毎日を楽しくすごせません。

60歳を超えても体力を維持するために運動されているシンシアさんを見習って、体力をつけ、見た目を整えておかなきゃいけないですね。

シンシアさんもすべてが順調にいっているわけではない

この本には、シンシアさんが故郷を離れたいきさつや離婚に至った気持ちの変遷が書かれています。

薄井シンシアさんというと「華僑の生まれ」「外交官の妻」という部分ばかり取り上げられて、あたかも『選ばれた人』という印象を持たされています。

そういった表面的な言葉だけをとり上げて、”もともと恵まれているのだから自分とは違う”と感じてしまう人がいるかもしれません。

でも私はシンシアさんの本を読み、直接話を聞く講演を通して思ったことがあります

シンシアさんはいつも自分の置かれた環境で力を尽くしてこられたから今がある。専業主婦であろうと、カフェテリアのマネージャーであろうと、電話受付であろうと、謙虚に目の前のことに取り組み続け、改善を続けてこられたから今があるのだと。

この本を読んで私もまだまだできること、やっていないことがたくさんあると感じました。仕事で認めてもらうために、やるべきことがまだまだできていない自分を痛感しました。

ぜひこの本を読んで一緒に行動に移していきませんか?きっと背中を押してくれるはずです。

『専業主婦が就職するまでにやっておきべき8つのこと』と一緒に読んでみてください。

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