【入館無料】みなとみらいでSTEAM教育！村田製作所運営の科学体験施設「Mulabo！（ムラーボ）」

横浜・みなとみらいにある「Mulabo!（ムラーボ）」は村田製作所が運営す作る科学体験施設。2020年にSTEAM教育（※）の普及のために作られ、体験型ゲームや展示を通して科学技術や電気に親しむことができる施設です。

※STEAM教育とはScience（科学）、Technology（技術）、Engineering（工学・ものづくり）、Art（芸術・リベラルアーツ）、Mathematics（数学）の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念

「形」を持たない科学を楽しくわかりやすく

Kアリーナ横浜や横浜アンパンマンこどもミュージアムといったレジャースポットや高層ビルが並ぶ「みなとみらい21地区」。その一角にある「村田製作所みなとみらいイノベーションセンター」の中に「Mulabo!」があります。

「Mulabo!」では、「目に見える科学」をテーマにした無料の展示を楽しめます。

子どもたちがいつでも科学の不思議や楽しさと出会える場所として、2020年12月に横浜市にある村田製作所みなとみらいイノベーションセンターにMulabo!を開設し、科学・電気に触れる展示やイベントを行っています。

株式会社村田製作所公式サイト>ムラタのSTEAM教育より引用

対象年齢は小学5-6年生がメインだそうですが、年齢制限はありません。私が取材した日は、未就学児から大人まで、幅広い年齢層の人たちが訪れていました。

「科学って楽しい！」を感じる「ディスカバーゾーン」

来館前に前もって、ウェブサイトで事前に予約してから訪れました。予約は、クイズとゲームに参加する場合のみ必要で、展示を見たり、あとから紹介する図書コーナーやカフェを利用するだけの場合は、予約は必要ありません。

入口から「ヒストリーゾーン」を眺めながら、2階の「シンボルゾーン」へ。中央に光る大きな映像展示を見て、わくわく感が高まります。時間に集合すると、一人一台、スマートフォンサイズの端末「Mulabo!ガイド」が渡され、説明がありました。

生年月日とニックネームを登録し、各自でゾーン内を探検します。まずは隠されたQRコードを見つけることからスタート。

発見したQRコードを端末のカメラで読み込むと、科学や電子製品にまつわるクイズが出題されます。3問正解すると、ゲームに挑戦できるルール。ゲームは大きなモニターの前でセンサに合わせて身体を動かすものや、レバーを操作しゴールを目指すシミュレーションゲームなど3種類を体験できます。

成績上位者はニックネームが順位表に表示されると聞き、気合いを入れてがんばりました。体験終了後、すぐに画面に反映され、20位に自分の名前を発見。周りの子どもに負けないよう本気を出したかいがあったと、テンションが上がりました♪

くつろぎながら科学に触れる「シンクゾーン」

「シンク（THINK）ゾーン」にはカフェと図書コーナーがあります。メニューにはコーヒーやジュースのほか、パンダクッキーやロボットのマークがついたチーズパンなどここでしか食べられないものも。カフェには乳幼児用スペースも併設されていて、子連れに優しい施設です。

本棚には、雑誌『子供の科学』やエジソンの伝記など科学に関する本や、人気の絵本が並んでいます。ロボット「ムラタセイサク君」や「村田製作所チアリーディング部」がさりげなく展示されています。勉強のにおいを感じると遠ざかる息子も、ここなら構えず科学に触れてくれそう。

シンクゾーンではただ本を読んで過ごすこともできます。席間はゆったりとしていて、価格も手頃。みなとみらいで「お茶をしたいけど、どこも空いていない」なんてときも、ここに来てみるといいかもしれません。

休日にゆったりと過ごせる穴場スポット

「Mulabo!」は予約して訪れるもよし、ふらりと来てカフェと図書コーナーでゆっくり過ごすもよしの穴場スポットでした。

無料で利用できるってすごい！と思い、村田製作所みなとみらいイノベーションセンターの関口さんにお話を聞いてみました。

「村田製作所では、かねてより理科教育を通して、地域貢献活動を行っています。ムラタセイサク君などのロボットを紹介する出前授業やプログラミング教育にも取り組んできました。

みなとみらいに事業所を設立するにあたり、パブリックスペースを作り、多くの子どもたちに利用してもらいたいと社会貢献の一環として運営しています」

横浜駅から徒歩15分で遊びを通して、科学に触れることができる場所「Mulabo!」。天気に左右されずに楽しめるのもいいですね。

土曜は営業していますが、日曜日は休館なのでご注意を。

徒歩5分以内の場所に、「資生堂グローバルイノベーションセンター」やグローバル企業LGが運営する「ユメサキギャラリー」などの無料スポットもおすすめです。

概要とアクセス