元バスの運転士さんが淹れる自家焙煎コーヒー「あべちゃんコーヒー」横浜市

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横浜市南区南太田。京急線南太田駅徒歩1分にある「あべちゃんコーヒー」。南太田駅の改札(一か所のみ)を出てすぐ、広場の角を左へ曲がるとガラス張りのお店が見えます。

ガラス窓の外からは大きな焙煎機が見えます。コーヒー好きの私はワクワクしながら扉を開けました。

店内にはカウンター席と1つのテーブル席、焙煎機が目に入りました。

カウンター席に着くと、優しそうな雰囲気のご主人から「コーヒーのメニューだけですが、よろしいですか」と声をかけられました。

メニューはジュースを除いて、コーヒーのみ。専門に特化したメニューで、好感が持てます。どんなお店か紹介していきます。

「あべちゃんコーヒー」ではどんなコーヒーが飲める?

あべちゃんコーヒーでは8種類の豆のから好みの豆を選んで注文することができます。

金曜~月曜日のみデザートメニューの提供があります。

来店した日は雨あがりの蒸し暑い気候。私はアイスコーヒーを注文しました。するとお店の方から「どんな味がお好きですか?」と質問が。

私はてっきりアイスコーヒー用の豆があって、それでコーヒーを提供されるのかと思っていました。でも、お客さんの好みに合った豆を選んでくれました。

カウンター席に座るとあべさんがコーヒーをいれてくれる様子が目の前で見られます

ホットコーヒーでは産地を選べることが多いですが、アイスコーヒーで豆選びからできるのは珍しいのでは?

私は、酸味が強くなくて、すっきりしたアイスコーヒーをリクエスト。4番の『マンデリン ビンタンリマ(深煎り)』をおすすめされました。

マンデリン ビンタンリマのアイスコーヒー

7番の『ダークブレンドJUMP!』も4番と同じく深煎りですが、ちょっと苦味が強いんだとか。すっきりした味が好みであれば、4番の方が後味が軽やかだと教えてもらいました。

ただ豆を選べるだけでなく、味の違いを教えてもらえると、カウンセリングを受けているような気持ちに。

「あべちゃんコーヒー」はどんなお店?

「あべちゃんコーヒー」の開店は2021年6月。2023年の6月で2周年を迎えます。

店主のあべさんが店内で自家焙煎した豆を使い、豆の販売もされています。

元々は空港バスの運転士だったというあべさん。

店内にあるのはフジローヤルの焙煎機
ミニバス停の置物は友人からのプレゼントだそう

運転士として働いていた頃からコーヒー焙煎にはまり、現在お店に置いている焙煎機メーカー主催の焙煎教室に6年間通っていたそう。

コロナの流行で空港バスの運行が減り、それをきっかけにこの「あべちゃんコーヒー」を開店されたと言います。

かわいいパッケージもご主人が自分で作っているとか。

あべさん「お客さんからコーヒーの淹れ方を質問されたら、なるべく手軽に家で淹れてもらえるようにアドバイスさせてもらっています。家で試してみてもらって、コーヒーにハマる人が出てくる。するとまた来店してもらえて、だんだんとコーヒーの輪がつながっていくのがうれしいです」

穏やかな口調のご主人からコーヒーへの愛情が感じられました。ふと立ち寄ることができるコーヒーの存在、幸せをもたらしてくれます。

店舗情報とアクセス

【あべちゃんコーヒー】
住 所:横浜市南区南太田1-26-5
営 業:10時~19時
定休日:毎週火曜日、第1水曜日
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お店は、表通りの平戸桜木通りから少し路地に入ったところにあります。少し目につきにくいかもしれません。

でも、路地にたたずむ雰囲気もまた「あべちゃんコーヒー」の良さのように感じました。

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