40代でも就職活動を始めるには遅くありません。社会派ブロガーのちきりんさんも『未来の働き方を考えよう』(文春文庫)の中で、”就活は40代の方が巧くいく”と書いています。私も40代での就活は遅いのではないかと思いましたが、40代は少し子育てもひと段落し自分の時間を作れるようになっている点や人後半人生プランを設計する切羽詰まった年齢なので、「今やらなきゃいつやるんだ」と危機感をもって就活に望みました。
この本を読むと、就職活動をするのに迷いがある人や動きだすことに躊躇している人も勇気をもらえます。
40代の就活がうまくいく理由
ちきりんさんが40代の就活がうまくいく理由をこう述べています。
- 人生後半になり自分のやりたいことや適性がリアルに理解できている
- その後のキャリアパスが見通せるようになっている
- 今後の人生に必要な支出を把握できている
- 社会の仕組みを理解できているので自分の能力や知識をどこで活かせるか想像し、自分でアプローチする方法を考えられる
40代では本気のワークライフバランスを自分で実現できる力を持っているということです。
前半人生は専業主婦、後半人生はバリバリ働くという選択肢
さらには専業主婦にとっての後半人生についても書かれています。例えば、37歳で進学し50代で大学教授になった伊東真理子同朋大教授や、駅弁売り場のパートから正社員、のちに営業所長に抜擢された三浦由紀子さん。
三浦由紀子さんの記事を見つけました。
三浦さんについての記事を読むと三浦さんが自分の与えられた持ち場でできることに精一杯力を注いだことがわかりました。
三浦さんの主体的に動いていくあり方が成功につながったのだと感じました。
そんな後半人生でギアチェンジして稼ぐ力を身につけたロールモデルの姿は、生々しく力を与えてくれます。
勇気づけられた ちきりんさんの言葉
『未来の働き方を考えよう』の中で、私が一番勇気をもらった1節があります。
パソコンにもビジネスにもまったく縁のない生活を送ってきた中高年女性が、四苦八苦しながら、社会の中で「稼ぐ力」を獲得していく「40代で二回目の人生を自分で設計するなんて、特別な才能のある人でないと不可能」なわけでは決してないとわかります。
というより、知名度も後ろ盾もないゼロ地点からスタートした彼女らの頑張りを見れば、20年も企業社会で働きながら、「組織を離れて食べていくなんて自分にはとても無理」とか、「そんなことができるのは特殊な才能に恵まれた人だけ」などとうそぶくとこが、どれほどはずかしいことかわかろうというものです。
『未来の働き方を考えよう』ちきりん
ゼロからのスタートでもできることがあると言ってくれているこの言葉。
挑戦する前から諦めないで、まずは行動してみようと気持ちを駆り立てられました。
働く女性 キャリアチェンジのデータベース
最後に日本女子大学の現代女性キャリア研究所のデータベースを紹介します。
女性のキャリアチェンジの実例が検索できるようになっており、これを見ると40代での再就職も「無理ゲー」ではないことがわかります。
まとめ
『未来の働き方を考えよう』(著者:ちきりん [文春文庫])は、中年世代の人がこれからのあり方を考えるのに、とてもおすすめな本です。
よかったら読んでみてください。
そのほか、40代での就職活動やスキルアップについてまとめた記事があります。よければご参照ください。
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